まずは、一覧から
上記のものは、絶対にダウンロードしてはいけません!!
(...というか、勝手に入ってきますが_ _ ;)
マルウェアに感染すると上記の一覧にリンクが発生し、ダウンロードページへ飛ばされます!
また、空欄には「あなたのPCはウィルスに感染しています」等の広告が表示されます!
クドいようですが、本来の状態ではリンクも広告も存在しません。(見えているのは、あなただけ!!)
【各偽セキュリティソフトの説明】
AVASoft Professional Antivirus...(scareware)
を、例に説明いたします。
これも厄介な、偽セキュリティーソフトの一つです。
何が厄介って、このソフトは、サイト運営者すらも知らない内に配布していることが多いんです。
サイトの脆弱性を突いて、ソフトを自動ダウンロードさせるようにウィルスにコントロール(ハッキング)されているから。
こちらに詳しく説明されているブログがございます→「ネットセキュリティブログ」さん
【感染原因】
1) JAVA(JRE)を更新しないままに放置している。
2) Adobe Readerを更新しないまま放置している。
3) Flash Playerを更新しないまま放置している。
4) Windows Updateをやっていない。
もし、感染してしまうと市販のセキュリティソフトでは、どうしようもありません...T T;
そして、市販のものでは検知できません...
(対応できるソフトは、後で説明いたします。)
【駆除・削除の方法】(*レジストリのバックアップを忘れずに)
1) Windowsをセーフモードで起動します。
2) 偽セキュリティソフトのあるフォルダを削除します。
Windows7→¥ProgramData¥(ランダムな妙に長い文字のファイル名)¥(同じ名前).exe
WindowsXP→¥Docunents and Setting ¥All Users¥Application Data¥ (ランダムな妙に長い文字のファイル名)¥(同じ名前).exe
(英数字の組み合わせで、感染PCごとに違います。エクスプローラーで覗くと、すぐにわかるはずです。)
ディスクトップやスタートメニューのショートカット右クリック→プロパティでリンク先が実際のファイルパスです。
3) レジストリエディタを起動。
HKEY_CURRENT_USER¥Software¥Microsoft¥Windows¥Current Version¥RunOnce
エディタの右側一覧リストの項目で、2)のファイル名と同じものがあるはずです。
右クリック→削除(※RunOnce項目自体を削除しないように!)
4)同じくエディタで下記の場所まで移動します。
HKEY_CURRENT_USER¥Software¥Microsoft¥Windows¥CurrentVersion¥Uninstall
左側の[Uninstall]項目
|
(偽セキュリティソフト名) ←ここに存在していたら削除します
(※Uninstall項目自体は削除しないように!)
5)Windowsを通常起動するために再起動します。
6)他のウィルスに感染している可能性が大なので、無料ウィルス駆除ツールなどでクイック・スキャンをかけます。
推奨ウィルス駆除ツール...
Malwarebytes Anti-Malware Free / Microsoft Safety Scanner
(*Malwarebytesの初回起動時に日本語の文字化け現象が起こった場合、設定タブの一番下のプルダウン「Japanese」を一度別の言語に設定した後、再度「Japanese」を選択すると解消できます。)
Malwarebytes Anti-Malware Free操作方法
Microsoft Safety Scanner操作方法
7)ディスクトップやスタートメニューにショートカットアイコンが残っていたら削除します。
また、下記の症状が残っている場合「ルートキットZeroAccessの複合感染」が考えられます。
【症状】
・検索エンジンでヒットしたページをクリックすると、全く関係のないページに飛ばされる
・「あなたのPCはウィルスに感染しており、危機的状態です」みたいな広告があちこちに現れる。
・パソコンの動作やネット接続が妙に遅い。
・ネットワーク依存のソフトが挙動不審。
・Windows Updateができない
・マイクロソフトにアクセス不可
・セキュリティ会社にアクセス不可
これは、「ZAccess」「Trojan Win32/Sirefef」「TROJ_ZEROA」「TROJ_SIREFEF」の感染が原因と思われます。
【対策】
上記の場合、対策ソフト、駆除ツールが検知出来なかったり、駆除できない場合が多いので、専用ツールが存在します。
Kaspersky TDSSKiller(フリー)
また、このソフトをウィルスが起動阻止してくる時には、
こちら→「ルートキット機能を持つウィルス専用無料駆除ツール」
(管理人より)
ウィルス感染は、現状回避不可能です。
パソコンを使うなら、自己防衛技術も習得する必要があると管理人は考えます。
特にパソコンを業務で使用している方は、必至項目ではないでしょうか?
ソフト操作の習得も大切ですが、「大元のマシンが使い物にならない、更に感染を拡大し、第三者にまで二次感染を招く」じゃあ無責任としか言い様が、ありません。
「私には、そんな専門知識は無い...」は、通用しませんよ。現にパソコンをいじれない人よりは、長けているはずです。
別の言い方をすれば、世間でインフルエンザが流行中と聞いたら、手洗い・マスク・うがい等、対策を講じるんじゃないですか?
そんな貴方が、対策せずに風邪をひいた人を見て何と思いますか?
風邪をひいて会社を休んだら「自己管理が悪い!」って言われませんか?
対策を講じていない人に限って
「何もしてないのに、おかしくなった...」とか言うんです。
それは、「何もしてないから、おかしくなった」んです。
ウィルス開発ができるほどの知識は、必要ないでしょう。ただ予防策、感染後の対処法は経験値が、ものをいいます。
普段から、感染情報やサイバー攻撃事例で、どんなウィルスで攻撃を受けたのかくらいは、積極的に情報を仕入れておくべきです。
ウィルス感染したPCの復旧には、ものすごい労力が必要です。労力を必要とする症状が現れるPCには、確実に原因があります。それは、ユーザーの無頓着なセキュリティチェックなんです。
我々が復旧作業をしても、知識のないユーザーには当たり前の事と思えるかもしれませんが、我々は、その知識を最初から覚えていたわけでも、誰かに手解きされたわけでもありません。
必要に迫られネット上にある情報から選択し、学んだだけ。
復旧の大変さが、わかるから対策を怠らない。(だから、感染しないとは言いませんが...)
自己責任で感染し、データ破損や業務に支障が出るまでほったらかしの場合、PCの所為にしたり、現状のネットワーク事情を非難するのではなく、
無知な自分を恨んでください。
以上
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